陸上自衛隊は13日、名古屋市中区丸の内2丁目の工事現場で6月10日に見つかった不発弾を処理した。午前10時ごろから約2時間かけて信管を取り除き、回収した。現場付近では昨年10月以降、計5発の不発弾が発見されている。
市は現場から半径約200メートルを警戒区域に指定し、立ち入りを制限。市によると、住民約1700人が避難対象となった。見つかったのは全長120センチ、直径36センチの米国製焼夷弾で、掘削中の作業員が見つけた。太平洋戦争中に投下されたとみられる。
現場は愛知県庁から南西約800メートルで、名古屋城や官庁街から近く、ビルやマンションが立ち並ぶ一角。