北海道福島町で新聞配達中の男性がヒグマに襲われて死亡した事故で、北海道立総合研究機構は14日、専門家ら6人による現地調査を始めた。周辺では事故の数日前から出没情報が相次いでいた。道総研や道警は、目撃されたヒグマの毛の色に違いがあることなどから、複数の個体が住宅地への侵入を繰り返しているとみて、行動分析や襲撃した個体の駆除を急ぐ。
同町の新聞配達員佐藤研樹さん(52)を12日未明に襲ったヒグマは依然見つかっておらず、松前署や猟友会が14日も捜索。町内の民家の玄関先では14日、網戸に縦横15センチほどのヒグマの足跡が残されているのが見つかった。署は24時間態勢で警戒している。