祇園祭の「宵々々山」を迎え、山鉾を見物する人たちでにぎわう京都市中心部=14日夕

 京都・祇園祭は14日、見せ場となる前祭の山鉾巡行を3日後に控え「宵々々山」を迎えた。14〜16日が前祭の宵山期間で、豪華に飾られた山鉾が立ち並んだ京都市中心部は「コンチキチン」の祇園ばやしが響き、祭りムードが高まった。

 この日は小雨が降る中、夕暮れとともにちょうちんの明かりが点灯。柔らかな光に照らされた山や鉾の周囲は、傘を差しながら写真を撮ったり、厄よけのちまきを買い求めたりする人でにぎわった。

 15、16日は夕方から四条通などが歩行者天国となり、露店も並ぶ。