記者会見する近畿財務局の坂口和家男局長=14日午後、大阪市中央区

 近畿財務局の坂口和家男局長(52)は14日、大阪市で就任記者会見を開いた。学校法人「森友学園」に関する財務省決裁文書改ざん問題を巡り、国が関連文書を開示していることに関し「財務省で順次、開示を進めている。近畿財務局としても必要な協力をしてまいりたい」と述べた。

 改ざんを苦に元近畿財務局職員の赤木俊夫さんが自殺したことには「ご遺族の気持ちを思うと言葉もない」と話した。開示については「いろいろと問い合わせを受けているが、財務省が一元的に対応する」と述べるにとどめた。

 坂口氏は香川県出身。1996年に大蔵省(現財務省)。理財局総務課長などを経て7月1日付で近畿財務局長に就いた。