山口県下松市沖で昨年11月にプレジャーボートと台船が衝突し3人が死亡した事故で、周南区検は14日までに業務上過失致死と業務上過失往来危険の罪で台船をえい航していたタグボートの坂本和彦船長(51)を略式起訴した。8日付。周南簡裁は同日、罰金100万円の略式命令を出した。
起訴状によると、坂本船長は昨年11月17日、目視やレーダーなどによる見張りといった注意義務を怠り、えい航していた台船との衝突でプレジャーボートを沈没させ、船長=当時(41)=ら3人を死亡させたとしている。
プレジャーボート船長については死亡を理由に山口地検が不起訴処分とした。