岐阜県と沿線自治体などでつくるリニア中央新幹線の建設促進県期成同盟会は14日、同県多治見市で定期総会を開き、早期開業を求める決議を可決した。同県瑞浪市のトンネル掘削現場付近で井戸の水位が低下した問題に関し、被害拡大の防止策を講じ、水資源の保全を検討するようJR東海に要請した。
会長の江崎禎英知事は、開業すれば品川―名古屋間が最速40分で結ばれ、首都圏とのアクセスが向上することを踏まえ「リニアは未来を変える大きな手段だ」と強調した。
決議では、各地で工事が本格化していることを踏まえ、集中豪雨などで工事現場からの土砂が流出することがないよう、安全対策に万全を尽くすよう求めた。