欧州主要国がイスラエルへの圧力を強めている。イスラエルが3月から2カ月半、パレスチナ自治区ガザへの物資搬入を全面停止して以降、人道状況が極度に悪化したことを問題視したとみられる。フランスはパレスチナ国家承認に前向きな姿勢を鮮明にし、イスラエルを強くけん制。イスラエル寄りとされてきた英国はイスラエルの極右閣僚の制裁に踏み切った。
欧州でイスラエル批判の急先鋒とみられているフランスのマクロン大統領は、近い時期にパレスチナを国家承認する可能性を示唆。今月8日、英国を国賓訪問中の議会演説で「パレスチナの国家承認は平和への唯一の道だ」と訴えた。