長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)は14日、被爆80年に向け進めてきた被爆者の証言動画プロジェクトの一環で、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)田中熙巳代表委員のインタビューを撮影した。田中さんは「核戦争が起きたら若い人たちの未来は全くなくなってしまう。そのことを考えて」と力強く訴えた。
田中さんは13歳の時に自宅で被爆。長崎の爆心地近くで親族の遺体を目の当たりにした体験や被団協での取り組み、昨年のノーベル平和賞受賞後の活動の変化について、約1時間半かけ丁寧に語った。
長崎被災協は同日、インタビューを1分ほどにまとめた動画をユーチューブで公開した。