週明け14日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台前半で取引された。

 午後5時現在は前週末比52銭円安ドル高の1ドル=147円37〜38銭。ユーロは53銭円安ユーロ高の1ユーロ=172円19〜23銭。

 米政権が欧州連合(EU)やメキシコからの輸入品に30%の関税を課すと明らかにし、米国でインフレが再加速するとの見方が拡大。米長期金利が高止まりするとの思惑から、日米の金利差を意識した円売りドル買いが優勢だった。

 日経平均株価の下落を受け、相対的に安全とされる円を買う動きも出た。外為ブローカーは「米消費者物価指数(CPI)の発表を前に様子見姿勢もある」と指摘した。