15日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比21銭円安ドル高の1ドル=147円58〜59銭。ユーロは05銭円安ユーロ高の1ユーロ=172円24〜28銭。

 トランプ米政権の関税措置でインフレが加速し、米長期金利が高水準で推移するとの観測から、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが先行した。

 市場では国内経済の先行き不透明感が増していることから「日銀の追加利上げが遠のいたとの見方も円売りにつながった」(外為ブローカー)との声もあった。