石破茂首相は、大阪・関西万博出席のため来日するベセント米財務長官と18日にも東京で会談する方向で調整に入った。複数の日本政府関係者が15日、明らかにした。ベセント氏は日米関税交渉の統括役で、米国が相互関税の上乗せ分を発動する8月1日が迫る中、関税交渉についても話し合うとみられる。
ベセント氏は米国の代表団を率いて、万博で今月19日に開催される米国ナショナルデーの行事に参加する。これに先立ち、首相とベセント氏が会談する方向だ。赤沢亮正経済再生担当相が、米国の代表団を迎え入れる役割を担う予定。
日米関税交渉を巡り、実質的な交渉期間が残り少なくなっている。