日本生産性本部は15日、2024年の余暇の過ごし方を調べた「レジャー白書2025」速報版を公表した。仕事よりも余暇を重視している人の割合が67・8%に上り、過去最高となった。余暇を重視する人は年々増加しており、特に10〜30代の若年層で余暇重視の傾向が顕著だった。
「あなたは仕事(勉強や家事を含む)と余暇のどちらに重きを置いているか」との質問に対し、「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」が37・8%、「仕事は要領よく片付けて、できるだけ余暇を楽しむ」が30・0%だった。
一方、仕事を重視する割合は「余暇も時には楽しむが仕事の方に力を注ぐ」が9・3%、「仕事に生きがいを求めて全力を傾ける」が2・2%で計11・5%だった。仕事と余暇に同じくらい力を入れる人は20・7%だった。
長田亮上席研究員は調査結果について「余暇が充実すれば仕事もはかどり、生産性は高まる。好意的に受け止めている」と説明した。
今年2月にインターネットで調査し、全国の15〜79歳の男女3467人から有効回答を得た。確定版は10月に公表予定。