インド・ムンバイの米テスラのショールームに展示されたモデルY=15日(AP=共同)

 【ニューデリー共同】米EV大手テスラは15日、インド西部の商都ムンバイに同国で初めてのショールームを開設した。世界3位の自動車市場インドへの進出を加速させる。地元メディアによると、首都ニューデリーにも月内に開設する見込み。

 イーロン・マスク最高経営責任者は、かねてインド進出を狙っていたが、高い関税率や現地生産に関する政府との調整難航で見送られてきた。ブルームバーグ通信によると今回の進出は、短期的な販売増よりもテスラ車需要の見極めとブランドイメージ構築に重点が置かれている。

 地元メディアによると、インドでの価格はSUV「モデルY」が約1030万円。米国や中国での価格より割高に設定した。