北海道大は15日、毒性を持つ国内未確認のセリ科植物「ジャイアント・ホグウィード(和名・バイカルハナウド)」と疑われる植物が先月札幌キャンパス内で見つかったことを巡って説明会を開き、茎から採取した抽出液を分析した結果、毒性物質が検出されたと明らかにした。バイカルハナウドと同様、液に触れた皮膚が日光に当たると炎症を起こすが、植物の種類は特定できなかった。
北大によると、検出されたのは「フラノクマリン類」という種類の毒性物質で、北大から約5キロ離れた市内の別の場所で見つかった類似植物にも、ほぼ同じ成分が含まれていた。毒の強さについて「評価できていない」と説明した。