【ニューデリー共同】世界最高齢のマラソンランナーとして知られるインド出身のファウジャ・シンさんが14日に北部パンジャブ州ジャランダールで散歩中、車にはねられ死亡した。114歳だった。地元メディアが報じた。

 1911年パンジャブ州生まれ。89歳でマラソンを始め、2011年には100歳でフルマラソンを完走した。101歳まで競技を続け「ターバン・トルネード(竜巻)」の愛称があった。ベストタイムは5時間40分4秒。04年アテネ五輪と12年ロンドン五輪で聖火ランナーを務めた。

 20年には自身がモデルとなった伝記絵本「100歳ランナーの物語 夢をあきらめなかったファウジャ」が出版された。