トヨタ自動車子会社のプライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES)が、中国遼寧省大連市の工場で、電気自動車(EV)用電池の生産を検討していることが15日、分かった。実現すれば、PPESとして中国では初のEV用電池事業となる。中国ではEVが急速に普及しており、トヨタは電池を現地調達する体制を整える。

 大連市にはPPESのハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)向け電池工場が計3棟。EV向けとなる4棟目建設を大連市が手がけ、PPESが借り受ける。

 大連市は建設などにかかる総投資額は37億元(約760億円)としている。工場の着工式典を6月下旬に実施したという。