金沢市長を5期務めた山出保(やまで・たもつ)さんが14日午前に死去したことが15日、同市への取材で分かった。93歳。金沢市出身。後日「お別れの会」を行う予定。
1954年金沢大卒。金沢市に入り、助役を経て90年に市長に初当選。2010年まで務めた。
03年には全国市長会長に就任し、07年まで2期務めた。国と地方の税財政に関する三位一体改革では地方側の代表として、全国知事会や全国町村会などと調整して改革案をまとめ、国に提言した。
金沢市政では、全国初の旧町名復活推進条例を制定するなどし、城下町の特性を生かした地域活性化に取り組んだ。