横浜市教育委員会は15日、女児の下着を盗撮し動画を共有したとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影など)の罪で市立小の教諭小瀬村史也容疑者(37)が起訴されたことを受け、市立学校で児童、生徒を性暴力の被害から守るため対策検討委員会を設置した。

 先行対策として、今月中にも性被害に特化した児童ら向けの電話相談窓口を新たに設置し、8月には学校の管理職を対象に犯罪心理をテーマにした不祥事防止研修を実施することを決めた。

 今後、子どもへの心理や犯罪学などを専門分野とする有識者5人が教職員への研修や児童らの心のケア、隠しカメラ対策などを検討し、市教委へ助言する。