島根県の竹島(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国海軍は17日、島根県の竹島(韓国名・独島)の防衛を想定した定例訓練を実施したと明らかにした。日本海上でほぼ半年に1回行っている訓練で、6月発足の李在明政権下では初めて。聯合ニュースによると、尹錫悦前政権下と同じく非公開で、島には上陸していない。

 李大統領は対日外交に関し、領土や歴史の問題で妥協しない一方、両国関係の安定維持の姿勢も示している。政権発足後初の訓練で、日本に対する過度な刺激を避けたいとの意図も働いた可能性がある。

 聯合によると、訓練は例年と同程度の規模で行われ、海軍や海洋警察の艦艇が参加した。空軍などの航空戦力は動員しなかった。