東京都江東区で2019年、電話で資産状況を尋ねる「アポ電」後に強盗目的で高齢女性宅に押し入り死亡させたとして、強盗致死罪などに問われた無職須江拓貴被告(28)ら3人の差し戻し控訴審判決で、東京高裁(細田啓介裁判長)は17日、東京地裁の無期懲役判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。
他の2人は無職小松園竜飛被告(34)と無職酒井佑太被告(29)で、闇バイトのサイトで知り合い、複数の強盗事件などに関わったとして起訴。21年の差し戻し前の東京地裁判決は3人を懲役27〜28年とした。高裁が審理を差し戻し、最高裁が上告を退けたことから裁判員裁判で再び審理され、地裁は24年に無期懲役とした。