株式会社Helical Fusion
世界初の「通年稼働」「正味発電」へ、「Helix Program」全国パートナリングプロジェクト第一弾

世界初のフュージョンエネルギー実用化に向け、「Helix Program」のもと、ヘリカル型核融合炉を開発する株式会社Helical Fusion(本社:東京都中央区、代表:田口昂哉、以下、「Helical Fusion」)は、2030年代の「実用発電」達成に向けた日本全国でのパートナリングプロジェクトを進めます。国産フュージョンエネルギーの実現には、ものづくりからエネルギー活用まで、日本全国であらゆる分野の企業との提携や連携が欠かせません。
今回、第一弾として、愛知・中部地域のパートナーのうち、7月に資本提携を発表*1した6社とともに、地元産業の担い手の方々へその意義と幅広い連携の可能性をご説明し、新たな共創のきっかけとなる双方向イベントを7月28日15:30より、STATION Ai(愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号)で開催します。


*1:世界初の商用利用可能な核融合炉実現を目指すHelical Fusion、2030年代に「実用発電」を達成する「Helix Program」および資金調達を発表




イベントの背景・開催概要
Helical Fusionは、日本から年間百兆円規模のポテンシャルを持つ「フュージョンエネルギー産業」の実現を目指しています。
弊社が開発する「ヘリカル型核融合炉」は、岐阜県にある「核融合科学研究所」、その前身である名古屋大学プラズマ研究所等における、約70年およぶ研究の知見を引き継ぐものであり、高度な技術力を有する企業との協業の面でも、愛知・中部地域との縁に深く支えられてきました。
日本が世界に勝てる巨大産業を作っていくためには、更なるコラボレーションが必要です。
全国各地でのイベントの皮切りとして、日本を代表するものづくりや多様な産業の担い手が集う場所であり、拠点の設置や直近の資本提携という形でも強力にサポートいただいているSTATION Aiの場を活かし、メッセージを発信します。


【開催概要】
・日時  : 2025年7月28日(月)15:30~16:30+交流会(受付開始時間:15:15)
・場所  : STATION Ai 3階セントラルラウンジ (愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号)
・登壇者 (順不同、敬称略):
株式会社Helical Fusion 代表取締役CEO 田口昂哉
豊田合成株式会社 ベンチャー投資企画室 室長 山野直樹
東海東京インベスト株式会社 取締役副社長 阿部剛久
株式会社アオキスーパー 常務取締役管理本部長 河野正幸
株式会社山田商会ホールディング 代表取締役社長 山田豊久
株式会社OKBキャピタル 代表取締役 岡田恒一
株式会社クレストスキルパートナーズ 代表取締役 南章行


・申込 : 以下のフォームより、7月23日(水)までにお申込みください。
お申込フォーム
※メディア関係者様の取材については、お申込後別途ご案内いたします。


フュージョンエネルギー開発の意義
世界の人口は2050年までに約17億人増加すると予測され、生成AIの普及も背景とした世界的な電力需要の急増に対し、既存発電方法のみで応えることは厳しい見通しです。フュージョンエネルギーは、太陽の輝きと同じ原理を使ったクリーンで効率性の高い発電方法であり、海水等から豊富に採取可能な燃料を用いることからも、世界的な課題を抜本的に解決する技術として期待されています。核融合プラント建設および電力市場は2050年までに世界で年間5500億ドル規模にまで成長するとの試算もあり、今後自動車産業のように日本が世界をリードする巨大産業を創出できる可能性がある一方、国際的な開発競争も激化しています。

日本から世界のエネルギー産業をリードできる唯一の技術「ヘリカル方式」
Helical Fusionが開発する「ヘリカル型核融合炉」は、岐阜県にある世界有数の核融合の国立専門研究機関「核融合科学研究所」をはじめ、日本で約70年にわたって蓄積されてきた研究の知見を引き継ぐものであり、プラズマ研究・炉設計と工学研究成果の両面から、実用化に最も近い技術です。
核融合炉を発電所として商用利用するためには、核融合反応を起こすことはもちろん、1.定常運転(24時間365日運転可能な安定性)、2.正味発電(外部へ十分にエネルギーを出せる)、3.保守性(短期間で効率的なメンテナンス)という「商用核融合炉の三要件」をすべて満たす必要があります。現在、トカマク方式やレーザー方式をはじめとして、世界中で複数の方式を開発する50以上のプロジェクトがありますが、この三要件を「今ある技術」で実現可能な方式は、唯一「ヘリカル方式」を用いるヘリカル型核融合炉のみです。
Helical Fusionは、世界初の「商用核融合炉の三要件」を満たす核融合炉を2030年代に実現、世界に先駆けて商用化してゆくことで、真に持続可能で高効率なエネルギー源の実用化を目指しています。


Helical Fusionが開発する商用フュージョンエネルギープラント「Helix KANATA」のイメージ

株式会社Helical Fusion
■企業プロフィール
Helical Fusionは、日本生まれの「ヘリカル式」核融合炉で世界初の核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)の社会実装を目指すスタートアップです。
核融合エネルギーは、高効率で安全・安定的な供給が可能かつCO2を排出せず、21世紀を生きる我々が直面する環境課題を抜本的に解決しうる技術です。
弊社は、国立研究所のスピンアウトベンチャーとして、日本で数十年かけた膨大な核融合研究の成果を引継ぎつつ、日本の技術力をフル活用して、世界初の核融合プラント実現を目指しています。
世界でも稀有な炉全体の開発・設計技術だけでなく、要素技術の開発力も高く評価されており、核融合用の先端技術(超伝導)では、文部科学省から20億円の補助を受けて開発を加速しています。
2025年には、経済産業省が運営するスタートアップ支援プログラム「J-Startup」にも選出されています。

■世界初の挑戦を実現するチーム
核融合に関する研究分野は多岐にわたりますが、商用化に向けては、全てのコンポーネントを統合し、核融合炉として動かすための「炉設計」のスキルが不可欠です。一方、このスキルを有する人材は世界的にも非常に稀有な存在です。Helical Fusionの技術開発を率いるCTOの宮澤、副CTOの後藤は、世界最高峰の核融合専門の国立研究機関である核融合科学研究所において核融合炉設計をリードしてきた中心メンバーであり、世界トップティアの研究者です。さらに、国立研究所出身の核融合炉の安全設計のプロフェッショナルや、ビジネス面でも金融・エネルギー事業開発など豊富な経験を持つメンバーなど、世界初の核融合炉実現を確実に進められるコア人材が揃っています。
フュージョンエネルギー産業の最上流を担い、技術でもビジネスでも勝てる日本を導くチームです。

<概要>
・事業内容:商用核融合炉および関連技術の開発
・設立: 2021年10月
・Webサイト: https://www.helicalfusion.com
・Youtube:https://www.youtube.com/@HelicalFusion
<本件に関するお問合せ>
・担当:株式会社Helical Fusion 広報担当
・連絡先:contact@helicalfusion.com

<株式会社Helical Fusionのプレスリリース一覧 >
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/89262
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