【キーウ共同】ドイツのピストリウス国防相は21日、米国製防空システム「パトリオット」のウクライナ供与を巡り、5基の早期引き渡しを進めることで米国と合意したと表明した。ウクライナの防衛支援を巡る関係国会合で述べた。

 5基のうち2基をドイツから、残りは他の北大西洋条約機構(NATO)加盟国からの移送を想定している可能性がある。手法など詳細は数日中に調整されるとした。

 パトリオットはロシアの弾道ミサイル迎撃に欠かせない。ウクライナは6基前後を運用しており、追加供与が実現すれば防空能力の大幅向上につながる。