イランのアラグチ外相(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】イランのアラグチ外相は21日、イラン核問題を巡る米国との協議に臨む準備はできているとした上で、直接ではなく間接交渉を望むと述べた。米国とイスラエルによる攻撃でイランの核施設は「深刻な損害を受けた」が、「国家の誇りの問題」としてウラン濃縮活動を放棄しないと強調した。米FOXニュースのインタビューに答えた。

 6月に交戦したイスラエルとイランの停戦後、トランプ米政権はイランとの核協議再開を模索し、間接ではなく直接協議にすべきだと訴えている。米イラン双方の主張には隔たりがあり、協議再開は見通せない。