【上海共同】中国武術、少林拳の発祥地とされる中国河南省の少林寺は27日、住職の釈永信氏が寺院の資産を横領したほか、仏教戒律に違反して婚姻関係のない多数の女性と不適切な関係を持ち子どもをもうけていたと発表した。中国メディアによると、地元警察に拘束された。

 釈氏は1965年生まれで、少林寺に長年勤務。2002年からは中国仏教協会の副会長を務めていた。

 中国メディアなどによると、釈氏が愛人7人やその子どもを含む34人と米国へ逃亡する途中、上海市の空港で拘束されたとの真偽不明の情報がインターネット上で拡散し、注目を集めていた。