29日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=148円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比40銭円安ドル高の1ドル=148円68〜69銭。ユーロは86銭円高ユーロ安の1ユーロ=172円25〜27銭。

 石破茂首相の進退を巡り、与党内から退陣要求が出ていることで、政治が不安定化するとの見方から円を売ってドルを買う動きがやや優勢となった。市場では「石破氏が退陣すると、次の政権は財政拡張的な政策を取るだろうといった見方がある」(外為ブローカー)との声が出た。