ガソリン税の暫定税率廃止法案の具体的な内容を協議する野党各党の政策責任者=29日午前、国会

 立憲民主、日本維新の会、国民民主などの野党8党の政策責任者は29日、国会内で協議し、ガソリン税の暫定税率廃止法案を巡り、施行日を11月1日とする内容で一致した。8月1日召集の臨時国会に共同提出する。衆参両院で少数与党となった状況を踏まえ、野党が結束して政策実現を図る狙いだ。

 自民党は、8月の臨時国会での審議入りに難色を示している。立民は、審議を秋の臨時国会に先送りする場合は、制度の詳細を検討するための与野党協議を開くよう求めており、調整が続いている。

 立民の重徳和彦政調会長は記者団に対し、政府などの情報に基づき具体的な内容を検討したと説明した。