今年上半期(1〜6月)の全国の交通事故死者は、昨年同期より21人少ない1161人だったことが29日、警察庁のまとめで分かった。比較可能なデータが残る1956年以降、2番目に少なかった。65歳以上が659人(9人増)で56・8%を占めた。75歳以上のドライバーによる死亡事故は176件(7件増)で、75歳未満と比べ、単独事故の割合が高かった。
外国人運転者による死亡・重傷事故は258件(19件増)で、近年は増加傾向にある。全体に占める割合は2・1%で、記録の残る2005年以降で最高だった。
携帯電話やスマートフォンなどの使用による死亡・重傷事故は68件で、記録の残る07年以降最多だった。若い年代で割合が高い傾向だった。
飲酒運転による死亡事故は49件で、記録の残る05年以降最少だった。