プロチームとの連携協定の締結式で、記念写真に納まる(左から)兵庫県西宮市の石井登志郎市長、阪神の粟井一夫社長、J1神戸の千布勇気社長ら=29日、西宮市役所

 兵庫県西宮市は29日、公立中学校の部活動地域展開(地域移行)に関し、プロ野球の阪神タイガース、サッカーのヴィッセル神戸、バレーボール女子の大阪マーヴェラス、バスケットボールの神戸ストークスと連携するための協定を結んだ。石井登志郎市長は「子どもたちが本物に触れ、自身の可能性を追い求めていこうとするだろう。大きなチャンス」と話した。

 市は来年8月でまず休日の部活動を終了し、地域クラブに移行する。具体的には未定だが、選手による指導や道具提供などの協力を希望している。

 阪神の粟井一夫社長は軟式野球の競技人口減少に触れて「クラブを直接的に支援するようなことを含めて考えたい」と述べた。