オリジナルラベルが貼られたボトルを手に、笑顔を見せる兵庫・淡路島の私立蒼開中の生徒=30日午後、高知県室戸市

 ともに廃校を利用した高知県の蒸留所と水族館がタッグを組み、中学生が未来の自分に向けて焼酎を“ボトルキープ”するイベントが30日、高知県室戸市の「むろと廃校水族館」で開かれた。兵庫・淡路島の私立蒼開中2年生計34人が参加し、オリジナルラベルを作った。

 四国山地の中央部に位置する高知県本山町の「ばうむ高知本山蒸留所」が、地元栽培の米と室戸沖の海洋深層水で焼酎を蒸留。生徒は水族館の展示や漁港での水揚げ作業を見学し、魚や亀などのデザインを思い思いにラベルに書き込んだ。

 ボトルは水族館内で保管し、20歳になったら受け取れる。