意識調査を説明する監修者で産婦人科医の池田裕美枝さん=30日午後、厚労省

 国際NGO「プラン・インターナショナル」は30日、自分の体や性のことを自分で決め、守る「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」について国内の1万人を対象にした意識調査結果を公表した。SRHRを知っている人は約25%、内容を理解しているのは約9%にとどまった。

 理解しているとの回答は15〜29歳で約16%と、若い年代でやや高い傾向だった。調査を監修した産婦人科医の池田裕美枝さんは厚生労働省で記者会見し「若い人の認知度や学習意欲が高いのは喜ばしい。知識不足は心身のリスクにつながるため、教育が重要だ」と訴えた。