ボクシングのトリプル世界戦は30日、横浜BUNTAIで行われ、世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級タイトルマッチで世界初挑戦の同級1位、高見亨介(帝拳)が王者のエリック・ロサ(ドミニカ共和国)に10回TKO勝ちし、新王者に輝いた。
23歳の高見は序盤から主導権を握ると10回にダウンを奪い、その後にレフェリーが試合を止めた。高見は10戦全勝(8KO)、ロサは8勝(2KO)1敗。
WBAバンタム級では同級2位の比嘉大吾(志成)がチャンピオンのアントニオ・バルガス(米国)と闘う。3戦連続世界挑戦の比嘉はフライ級の世界王座を失った2018年4月以来、国内最長ブランクとなる7年3カ月ぶりの世界王者を目指す。
世界ボクシング評議会(WBC)、WBAフライ級王者の寺地拳四朗(BMB)は2団体王座の防衛を懸け、WBC同級2位、WBA同級3位のリカルド・サンドバル(米国)の挑戦を受ける。