死んだ雌のアジアゾウ「ふじ子」

 愛知県岡崎市は30日、東公園動物園の雌のアジアゾウ「ふじ子」が死んだと発表した。ゾウの中では高齢の57歳だった。死因は今後調べる。飼育舎は空調が効いており、暑さの影響はないという。関係者によると、国内最高齢のアジアゾウは、多摩動物公園(東京都日野市)の推定72歳のアヌーラとみられる。

 市によると、ふじ子は1982年に広島県福山市のレジャー施設から贈られた。約10年前から足が弱くなり始め、屋外での展示は今月11日が最後だった。30日朝に自力で起き上がれなくなり、午後2時20分ごろに死んだ。8月1日から飼育舎の前に献花台を設置する。