31日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=149円台前半で取引された。4月上旬以来、約4カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。日米の金利差を意識した円売りドル買いが優勢だった。
午前10時現在は前日比1円20銭円安ドル高の1ドル=149円28〜33銭。ユーロは41銭円高ユーロ安の1ユーロ=170円67〜77銭。
米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で主要政策金利の据え置きを決めた。パウエル議長が会合後の記者会見で早期利下げに慎重な姿勢を示したと受け止められ、米国の金利が高止まりするとの見方が広がった。