練習を公開した陸上女子100メートル障害の田中佑美=茨城県つくば市

 陸上女子100m障害で7月上旬の日本選手権を初制覇した田中佑美が31日、拠点とする茨城県つくば市の筑波大で練習を公開し、世界ランキングで出場圏内につけている9月の世界選手権東京大会に向け「自分の頑張っている競技の世界大会が自国であることは本当に恵まれている。しっかりとチャレンジする姿を見てもらえたら」と思いを語った。

 日本選手権後はカヌーの練習を取り入れて体幹を強化し、この日は基本動作などを確認して軽めに調整。日本選手権2位の中島ひとみが先に世界選手権の参加標準記録(12秒73)を突破したことには悔しさをにじませつつ「今自分にできることに集中して、準備していきたい」と話した。