合同庁舎に掲げられた文科省の看板

 急速な少子化が進む中、地方大学の振興策を議論する文部科学省の有識者会議が31日開かれ、文科省は他大学と連携してより柔軟に授業科目を開設できるようにしたり、オンライン授業科目の上限単位数を緩和したりする特例を設ける考えを示した。複数大学が共同で人材を育成する環境を整備し、地方でも質の高い高等教育を受ける機会を確保することを目指す。

 本年度中に関連省令を改正する方針。

 現状では、卒業単位にできるオンライン授業は60単位までとされており、上限を引き上げることで他大学と連携したオンライン授業を受けやすくする。

 また、地域課題を題材にした教育プログラムを策定した大学への助成なども検討する