イオンの店舗にあるロゴマーク

 流通大手イオンが31日発表した2025年3〜5月期連結決算は純損益が65億円の赤字となった。前年同期は33億円の黒字だった。子会社のウエルシアホールディングスとツルハホールディングスの経営統合に伴う税務処理など一時的な損失を計上したことが要因。

 売上高に当たる営業収益は前年同期比4・8%増の2兆5668億円。3〜5月期としては5年連続で過去最高を更新した。食料品の価格上昇が続く中、比較的安価な自社ブランド「トップバリュ」の拡充が集客につながったと説明した。

 記者会見した吉田昭夫社長は「成長領域に(経営資源を)割り当てたい」と述べた。