大分地裁

 他人への譲渡目的で銀行の預金口座を開設したほか、多数回賭博をしたなどとして、詐欺や賭博などの罪に問われた元大分県警巡査安達明音被告(27)に大分地裁は1日、「警察官として法令を順守すべき立場にあった」として、懲役2年、執行猶予3年、罰金10万円(求刑懲役2年、罰金10万円)の判決を言い渡した。被告は起訴後に懲戒免職処分を受けていた。

 判決理由で北島聖也裁判官は、オンラインカジノでの負けを取り戻す資金を得るために、売却目的で口座を開設するなどしたと指摘。「違法性や、口座が悪用されることによる悪影響を十分認識していた。強い非難に値する」と述べた。