福島県双葉町にオープンしたスーパー「イオン双葉店」=1日午前

 東電福島原発事故により約11年半の全町避難を強いられた福島県双葉町に1日、事故後初めてのスーパーとなる「イオン双葉店」がオープンした。買い物が不便だった住民には待望の施設。町の大きな課題である居住人口増加への寄与も期待されている。

 町中心部に立地し、午前8時〜午後7時、年中無休で営業する。売り場面積は197平方メートル。生鮮食品や日用品をそろえ、憩いの場所になるようにとイートインコーナーも。

 オープンと同時に続々と買い物客が押し寄せ、外には行列も。町に住む飲食店経営者(58)は「3年要望し続けてやっとできた。頑張ってきてよかった。食材をすぐに買えてうれしい」と喜んだ。