石破茂首相

 石破茂首相は1日、ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする巨大地震に伴う津波警報の発表時に、住民の避難が適切に行われたかどうかを検証するよう坂井学防災担当相に指示した。坂井氏が同日の記者会見で明らかにし「炎天下での大規模、長時間の避難状況を検証し、教訓を今後の対策に生かす」と述べた。

 高齢者や障害者ら要支援者の避難状況のほか、冷房や飲料水の提供など、避難所での熱中症対策が徹底されていたかどうか調べる。警報は7月30日に発表。高台や避難ビルへの1次避難の後、屋内の避難所への2次避難が適切だったのかも確認する。検証を終える時期は未定。