横浜市役所=横浜市中区

 任期満了に伴う横浜市長選は3日投票、即日開票される。与野党の支援を得て再選を期す現職山中竹春氏(52)と、元市議高橋徳美氏(56)、元長野県知事田中康夫氏(69)ら5新人が争っている。いずれも無所属。1期4年の市政運営への評価が主な争点だ。

 他に立候補しているのは、元会社員斉藤直明氏(60)、野菜卸売会社経営小山正武氏(76)、野球独立リーグ球団オーナー福山敦士氏(36)。

 山中氏は、1期目に取り組んだ子育て支援策の強化により「子育て世代から選ばれる町を実現する」と訴える。自民党市連、立憲民主党神奈川県連、公明党の市内3総支部が支持する。

 高橋氏は現市政に対し「税金の使い方がずれている」と批判。中学校給食の改善や鉄道インフラの整備推進を掲げる。

 「脱お役所対応」が持論の田中氏は、環境市税の撤廃で市民の負担を軽減したいと主張する。

 斉藤氏は市立中の修学旅行費用の補助拡大、小山氏は市長退職金ゼロ、福山氏は宿泊税導入をそれぞれ提唱する。