長野市の善光寺で営まれた戦没者追悼・平和祈念大法要=1日午前

 長野市の善光寺は1日、戦後80年の特別行事として戦没者追悼・平和祈念大法要を営んだ。長野県遺族会などが参加しての大規模な法要は初めて。法要後、若麻績享則寺務総長は「次の世代へ平和をつなげていく」と語った。

 大法要には善光寺の住職、川名観恵上人のほか、遺族や僧侶ら約100人が参加した。善光寺が現地での慰霊を続ける米サイパン市の市長からは「長い平和は、サイパンと日本の友愛に満ちた関係の証しだ」とのメッセージが寄せられた。

 終了後に取材に応じた県遺族会の相沢洋男会長は、戦争のない幸せな生活を送れる時代を迎えたいとして「戦争が起きないよう知恵を絞って考えていきたい」と話した。