~「花とみどりで創る景色」をテーマに花き園芸の魅力を世界へ発信~
国際園芸博覧会は、国際的な園芸・造園の振興と緑あふれる暮らしの創造等を目的に各国で開催されています。2027年に神奈川県横浜市瀬谷区・旭区で、日本では37年ぶりとなる最上位クラス(A1)の国際園芸博覧会が開催されます。農林水産省及び国土交通省は、GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の開催国政府として魅力的な出展を実施するための準備を進めています。この度、政府出展エリアでガーデンを企画制作する高校生グループについて、農林水産省が募集を行い、参画グループが決定しました。
トゥンクトゥンク
1.趣旨
GREEN×EXPO 2027における政府出展では、準備段階から多様な主体の参画、特に次世代の花き園芸、造園、農業の担い手となりうる世代との共創による出展を行うことにより、国際園芸博覧会を通じて培われた関係性や取組等をレガシーとして残すことを目指しています。
また、次世代の担い手となる高校生が創るテーマガーデンを来場者に見てもらうことで、同世代の来場者への刺激、共感、訴求を高めることを目指しています。
このため農林水産省は、高校生を対象にテーマ「花とみどりで創る景色」に沿ったガーデンの制作と、ガーデンを実現させるための課題研究活動を行う、2027年国際園芸博覧会政府出展高校生ガーデン研究・制作グループの募集を行いました。
2.採択された高校生グループについて
令和7年4月14日(月曜日)から6月20日(金曜日)までの期間に募集を行ったところ、全国から14校の応募がありました。
これを受けて令和7年7月28日(月曜日)に審査会を実施し、厳正な選考の結果、以下の5校を採択いたしました。
高校名・グループ名 | 上段:ガーデンテーマ 下段:課題研究テーマ |
北海道音更高等学校 農業倶楽部 |
オーガニックフラワーガーデン ~有機で山・川・海の豊かさを守る~ |
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乳酸菌と有機肥料で持続可能な農業の実現を! |
千葉県立成田西陵高等学校 チームつむぎの庭にほんあかね組 |
文化をつむぐガーデン ~地域課題の解決と循環型で育てる草花の新しいかたち~ |
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植物資源の活用による地域課題の解決と環境にやさしい草花栽培の取り組み |
神奈川県立横浜瀬谷高等学校 未来共創ラボ |
横浜・瀬谷フラワーループガーデン ~花と緑が循環し、人が繋がり、地球の未来を共創/共想する、横浜・瀬谷発のサーキュラーコミュニティガーデンづくり~ |
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サーキュラーガーデン、コミュニティガーデン、横浜・瀬谷リージョナルガーデンはどのようなものか |
三重県立四日市農芸高等学校 みのりのにわ班 |
優雅な自給自足 |
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暮らしの一部になるガーデン ~育て・味わい・分かち合う空間創造~ |
京都府立桂高等学校 植物クリエイト科園芸ビジネス科 |
未来へつなぐ! ~古都の絶滅危惧種と環境を肥料で守る~ |
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絶滅危惧種の生息域外保全における循環肥料の利用研究 |
3.今後の活動について
採択された高校生グループには、準備段階から各グループの立てたテーマに基づき課題研究活動を行っていただくとともに、その課題研究成果を反映したガーデンを園芸博覧会会場に制作していただきます。
2027年国際園芸博覧会 日本国政府出展高校生ガーデン研究・制作グループホームページhttps://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/expo2027/sankaku.html
時期 | 内容 |
R7年8月中旬からR8年11月まで | 課題研究活動を実施(アドバイザーによる伴走支援あり) |
R7年9月(予定) | キックオフミーティング(採択者交流会、園芸博覧会会場見学等) |
R8年11月から | ガーデン制作準備 |
R8年12月からR9年3月上旬まで | 政府出展エリアでガーデン制作 |
R9年3月19日から9月26日まで(会期中) | ガーデン展示、政府出展エリアイベントスペースで取組成果の発表 |
政府出展エリアの展示館出口付近のスペースに各グループ約25平方メートルのガーデンを制作していただく予定です。
添付資料