【ワシントン共同】トランプ米大統領は22日、記者団の取材に応じ、住宅ローンを巡る不正疑惑が指摘された米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事について「辞任しなければクビにする」と発言した。トランプ氏はFRBに利下げを繰り返し求めており、金融政策への圧力を一段と強めている。
連邦住宅金融局は、住宅ローンで有利な融資条件を得るために銀行書類と不動産記録を偽造した可能性があると主張し、司法長官に捜査を求めている。一方、クック氏は「脅されて辞任するつもりは全くない」とのコメントを出している。
米メディアによると、司法省はクック氏に対する調査を検討しているという。