【メルボルン共同】オーストラリアのマールズ副首相兼国防相が9月初旬に訪日する方向で調整していることが23日分かった。日本が最有力候補となった海軍新型艦の共同開発について中谷元・防衛相と話し合う見通し。ウォン外相も同行し、9月5日に東京で外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開く予定だ。外交筋が明らかにした。
新型艦を巡りマールズ氏は今月5日、日本と優先交渉に入ると発表。開発のベースは、三菱重工業が手がける海上自衛隊の最新鋭護衛艦「FFM」(もがみ型)。価格交渉で最終合意すれば、殺傷能力のある護衛艦の事実上の輸出が初めて決まる。