第107回全国高校野球選手権大会決勝で日大三を破り、初優勝を果たして喜ぶ沖縄尚学ナイン=23日、甲子園球場
 沖縄尚学に敗れ肩を落とす日大三ナイン。右手前は三木監督=甲子園

 第107回全国高校野球選手権大会最終日は23日、甲子園球場で決勝が行われ、沖縄尚学が日大三(西東京)に3―1で勝って初優勝した。一回に先制を許したものの新垣有が八回途中まで1失点と好投。打線は二回に追いつき、六回、八回に宜野座の適時打で1点ずつを奪った。

 1999年、2008年に春の選抜大会を制した沖縄尚学は、初めての夏の決勝だった。沖縄県勢は興南が制した2010年以来2度目の大会制覇。

 日大三は2度目の優勝を果たした2011年以来3度目の決勝だった。

 沖縄尚学は21日に行われた準決勝で山梨学院に5―4で競り勝ち決勝進出。日大三は延長十回タイブレークの末、4―2で県岐阜商を破って決勝に臨んだ。

 5日に開幕した大会は、休養日、天候不良による順延を含め19日間で頂点が争われた。