北海道電力は26日、原子力規制委員会の再稼働審査に正式合格した泊原発3号機の安全対策などについて、立地する北海道泊村で住民説明会を開いた。原発構外に核燃料荷揚げ用の新港を建設する計画についても説明。10月末までに道内29市町村で計30回の説明会を開く予定だ。
北海道電は2027年早期の再稼働を目指しており、安全協定を結んでいる原発に近い4町村から順に説明会を始める。
再稼働に向けては知事や周辺町村の同意が得られるかどうかが焦点だが、泊村の高橋鉄徳村長や鈴木直道知事は議会などの意見を聞いて判断するとして、現時点で賛否を明確にしていない。