警視庁

 フィリピンの金融事業などへの出資名目で約7千万円をだまし取った疑いが強まったとして、警視庁は、詐欺容疑で同国の投資会社の実質的経営者須見一容疑者(45)=兵庫県宝塚市、金融商品取引法違反容疑で逮捕=ら3人を27日に再逮捕する方針を固めた。多額の利益が出ているとうそを言っていたとみられる。捜査関係者への取材で26日、分かった。

 投資会社は「S DIVISION HOLDINGS(SDH)」。警視庁は須見容疑者らが2021年5月〜23年6月、年利6〜24%をうたい、約2400の個人と法人から約171億円を集めたとみて捜査している。昨年2月ごろから投資者への支払いが滞っていた。