桜と美濃和紙あかりアート作品が楽しめる会場=美濃市安毛

 岐阜県美濃市安毛の安毛坂で、「美濃和紙あかりアートと桜のライトアップ」が開かている。27日に開花した桜はこれから見頃を迎え、週明け以降も楽しめそう。イベントは4月9日まで。会期は桜の開花状況を受けて、当初より1週間延長した。

 地元住民らでつくる実行委員会が主催し、今年で2回目。安毛坂はかつて、和紙問屋のある旧美濃町と和紙の生産が盛んな牧谷を結ぶ峠道として多くの人でにぎわい、同坂を舞台とした伝承も残っている。5年前からは、伝承を基にした創作音楽劇「きつねの行列」(NPO法人四つ葉のコウゾ主催)が同坂にある永昌院で上演され、地元の歴史を伝えている。

 このイベントは、新型コロナウイルスの影響で各種イベントが中止となる中でも、屋外で密を避けながら、地域を盛り上げたいと企画された。

 ライトアップは昨年同様「助右衛門サのもみじ」のライトアップを手掛ける長瀬地区の協力を得て実施。枝ぶりの良い桜十数本を明るく照らしている。美濃和紙あかりアート作品も計30点が並び、幻想的な空間が広がる。

 「献灯プロジェクト」も開催している。希望者は現地で和紙に願い事を書くと、ランタンに貼り付けて展示してもらえる。実行委員会は「始まって間もないが世界平和の願いを込めた献灯が多い。このイベントが皆さんを笑顔で安らかな気持ちにする場になれば」と話す。点灯は午後6時から同10時まで。