総務省消防庁は29日、全国の消防団員数は4月1日時点で前年比1・9%減の73万2223人で、過去最少を更新したと発表した。入団者数は3万7757人で、2022年以来の減少となった。退団者は5万2215人。負担の重さから消防団離れが続いている。
一方、女性は3・1%増の2万9478人、学生は6・3%増の7568人だった。大規模災害時など特定の活動のみ参加する「機能別団員」も、7・0%増の4万195人だった。
消防団員は普段は別の仕事に就き、災害時に消火や避難誘導などに当たる非常勤の地方公務員。1950年代前半には200万人を超えていたが、年々減少している。