音楽家坂本龍一さん(2023年死去)が、1970年大阪万博から受けた影響をたどる企画展「sakamotocommon OSAKA」の内覧会が29日、大阪市北区の文化施設で開かれた。坂本さんが70年万博で展示された「音響彫刻」を演奏した未発表音源を公開し、会期は30日〜9月27日。
「音響彫刻」は、フランスの彫刻家フランソワ・バシェさんが考案した楽器。彫刻のような外見で、たたいたり、こすったりすると音が出る。
坂本さんは、会場に流れる電子音楽と共に、音響彫刻から刺激を受けたとされる。2016年からは、音響彫刻を演奏、録音し、音源の一部をアルバム「async」に用いていた。